アメリカの20世紀文化は広まりやすかった3
南北戦争の終結(1865)の後、1869には大陸横断鉄道が完成します。ヨーロッパ中の鉄道より長いアメリカ1国のこの鉄道が、アメリカの産業に飛躍的な拡大のチャンスをもたらしました。
1920年代にははやくも大衆消費社会の実現しました。これは、大富豪とスラムの中間層である中産階級、弁護士や公務員、ホワイトワーカーが大量に出現し、彼らはスラムを嫌って、都市を出て郊外へ移り住むようになります。郊外は都市より地価が安く、自然の景観や澄み切った空気は楽しめる、子どもを育てるのに良い環境だったからです。次第に交通機関の発達もあり、こういった人々を路面電車が都市へ運びます。
さらにはフォードの自動車に代表される、自動車の大衆化がこの動きに拍車をかけます。アメリカこそ、自動車社会の母体。広大な国土、石油、鉄鉱石など豊富な天然資源、勤労心と進取の気性に富み、移民などで急速に増大する人口、フロンティアを求め、流動性を高めている社会動態は、爆発的な自動車の普及と、自動車中心の産業、社会構造、文化を創出。モーテルやドライブインなどの、自動車中心の施設が急速に普及し、それがアメリカ式生活様式の不可欠の要素となりました。
このように科学技術と企業の結びつき、急激な経済発展は行なわれました。
発明家としては歴史をおうと
トーマス・エディソン(電灯、蓄音機、映画)
グラハム・ベル(電話)
アイザック・シンガー(ミシン)
など、製品化されて莫大な富を生み出すことになります。今日のビルゲイツや
スティーブジョブズなどもこういった土壌から生まれてきたわけですね。
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