ヨーロッパのカーニバルと復活祭の話

 ヨーロッパのカーニバルと復活祭の話

 カーニバルは、wikiによれば、ゲルマン人の春の到来を喜ぶ祭りに由来し、キリスト教の中に入って、一週間教会の内外で羽目を外した祝祭を繰り返し、その最後に自分たちの狼藉ぶりの責任を大きな藁人形に転嫁して、それを火あぶりにして祭りは閉幕するというのがその原初的なかたちであったそうです。
 多くは1週間。最終日はほとんどの場合火曜日(灰の水曜日の前 日)でシュロブ・チューズデ ー(告悔火曜日)、パンケーキ・デイなどといい、パンケーキを食べる習慣があるそうです。
 仮装したパレードが行なわれたり、菓子を投げる行事などが行なわれてきたことから、 現代では宗教的な背景のない単なる祝祭をもカーニバルと称されていますね 毎年2月のヴェネチアのカーニバルからヨーロッパのカーニバルは始まります。

  
                 

                            Photo By wanblee

 
 復活祭はキリスト教の復活を意味するキリスト教最大の祭りです。
ウィキペディアによると、復活祭を表す英語「イースター(Easter)」は、ゲルマン神話の春の女神「エオストレ(Eostre)」の名前、あるいはゲルマン人の用いた春の月名「エオストレモナト(Eostremonat)」に由来しているともいわれます。復活祭に出される、彩色や装飾を施されたゆで卵であるイースター・エッグは、復活祭に出される彩色や装飾を施されたゆで卵で、生命の象徴でもあります。

 その復活祭前の 40日の悔悛の聖節は四旬節と呼ばれ、その最初の日を「灰の水曜日」といいます。復活前にキリストの受難と死とを信徒が想起し,信仰の勝利にそなえて自己の罪を悔い本来は断食をする日。コトバンク)40という数は、イエスが荒れ野で40日間断食をしたことに由来していて、それにならって40日の断食という習慣が生まれたそうです。
 その2月の「灰の水曜日」の前夜は、断食の前とあって、道化に扮装したり、菓子をなげるなど滑稽なことが許された日で、中世ヨーロッパでカトリックの公式行司として定着します。それが、「カーニバル(謝肉祭)」でなのですね。
 
 


 

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